今日はグアムレオパレスリゾートに2つある宿泊棟についてご紹介したいと思います。
※今回の投稿、写真や内容が盛りだくさんで大長編です。
フロントロビーのある建物内にあるHOTEL BELVEDERE。それと少し離れた所にあるLA CUESTAというコンドミニアム形式のGUEST ROOMです。
HOTEL BELVEDEREはマネンガン湖に面して作られた宿泊棟です。
2階のフロントロビーでチェックインを済ませると、そのまま荷物を引いて部屋へ向かうことが出来ます。
対してLA CUESTAはチェックイン後、正面玄関から場内移動用のワゴン車を呼んで移動するか、徒歩で移動するかです。
歩いても5分程でLA CUESTAに着くことが出来ます。
雨季のグアムではスコールが多いので、部屋から直接GUEST ROOMやお店へ行くことが出来るHOTEL BELVEDEREの方が良いと思ったのですが。
宿泊してみるとLA CUESTAでは自炊が出来る器具や電子レンジが備わっていて、正面にコンビニエンスストアのレオマートもあるので、どちらも甲乙つけ難いところがあります。
まずはHOTEL BELVEDERE側の紹介から。
宿泊フロアは2階から5階までの計4フロア。1階部分はレストラン・バー・ショップ・ブライダルサロン・結婚式場・ボーリング場・キッズコーナー・ブティック・お土産品店・ミニコンビニエンス(ここは弁当などは置いてません、レオマートには7ドル25セントの弁当が1日4個程入荷します)スポーツバー・カラオケ・ダーツ・卓球場・遊泳用プール・エステスパ・コインランドリーなどがあります。
ビリヤード・麻雀・ゴルフシミュレーターもあるようですが、滞在中探しても1階のどこにあるのかは確認できませんでした。
2階は正面玄関、フロントロビー、レンタカー受付窓口、ビジネスセンター、エグゼクティブセンター、トイレ、ATM、自動販売機、カフェ、GUEST ROOM、それに宴会場があります。
3階と5階には共用の製氷機と電子レンジです。
マネンガン湖を見ることが出来る建物中央の広場を中心として、右側と左側それぞれに通路が伸びています。その先がGUEST ROOMです。
晴れた日は本当に景色の良い部屋でした。
独身男性としては部屋の正面にチャペルがあるのは、いささか複雑な気持ちではありましたが(笑)
湖の周りの庭園は非常に良く整備されていて、鳩、雀の他に南国特有の大きな羽を持った青や黒の蝶がパタパタ飛んでいたり。
まさに南国といった趣でした。
まあ、その15分後にスコールで視界一面大粒の雨に覆われたんですけども(笑)
それだけ植物には十分な水分が供給されているのかもしれません。
室内ですが非常によく清掃されていました。清掃依頼や清掃不要のドアサインはクローゼットの中にあるのでお気を付けください。
少し探し回りました(笑)
室内電話ですが、グアム島内であれば無料で電話がかけられます。これはフライトスクールとの連絡時には非常に便利でした。
ご覧の通り、ツアーなどで使われるホテルと比べれば綺麗な上にアメニティも良し。空調は部屋に入る前から作動していたので快適。
ベッドのスプリングも良し。匂い無し。シャワーの水圧は申し分無いほど良し。冷蔵庫にはウェルカムウォーター2本でこれも良し。
滞在中にHOTEL BELVEDERE側の部屋では、食べこぼしに気を使い、窓も開けなかったとはいえ、1匹も出なかったのは高評価。
洗面台や水場付近にはパシフィックベイで出た線みたいな虫が1匹、2匹出た程度でそれ以降はまったく出ませんでした。
虫が出た時ですが、種類によっては刺す虫がいることがレアケースですがあります。
なのでそんな時は石鹸やボディソープを使って石鹸水(Soapy Water)を作って虫に垂らすことで、含まれた界面活性剤で退治出来る上、他の虫がよりつくのをある程度防ぐ効果があるそうです。
例外があるとすれば、トカゲです。
夕方や夜、不意にカーテンを開けた時に窓に10㎝無いぐらいのトカゲが張り付いていて、向こうもこっちも驚いて目があったことがあります。3秒ほどしたら物凄い速さで天井側へ逃げていきました。
彼らが部屋に入ってしまったら、物凄く素早いので探して外へ放出することは非常に困難だろうと思います。
それと電源についてです。海外旅行中の充電方法については旅人各人がそれぞれ気を付けたいところだと思いますが。
アメリカのホテルなどでよくある仕組みとして、壁についているコンセントの一部。実はいつも通電しているとは限りません。
ここレオパレスリゾートのBELVEDEREも例外では無く、入口すぐ横のスイッチを押さなければ部屋の奥のコンセントに通電されない仕組みとなっています。
そのスイッチはONにすると、正面入り口の電灯が点灯するので、普通の電灯スイッチだと思ったのですが。
室内の注意書きをよくよく読むと、このスイッチをONにしていなければ部屋の奥のコンセントは使用できない旨が明記してあったのです。
これはパシフィックベイ ホテルでも痛い目を見ていたので慣れていましたが。
はじめての日本人海外旅行者にとって、このシンプルすぎて見落としてしまいやすい罠にかかる確率は高いと思います。
日本ではスイッチ式のコンセントにお目にかかる機会なんて無いのでは?
ここまでBELVEDERE側のGUEST ROOMのご紹介でした。
次はLA CUESTA側になります。
こちらはチェックインが終わったら、建物まで徒歩5分か送迎用ワゴン車等で移動する必要があります。ちなみにBELVEDEREから正面玄関を出てLA CUESTA側を撮影した写真がこちらになります。
到着便が遅れてしまい、レオパレスに着いたのは深夜3時でした。
まだギリギリ20代の男性として歩くべきかと思いましたが、仕事明けで直接グアムまで移動してきた疲労感に負けて送迎ワゴンをフロントスタッフに依頼しました。真夜中の深夜3時30分、ようやく部屋に到着することが出来ました。
この日宿泊したのはLA CUESTA のコンドミニアム棟(B棟)になります。
早速入口に着くとエレベーターで部屋のある階まで行くのですが、深夜で周り真っ暗な上、誰一人いないので少し警戒しながら歩いていました。
通路はこんな感じ。
そして部屋に入ると、おー!!
凄い!広い!照明が明るい!ベッドが大きい!BELVEDEREの部屋より1.5倍ぐらい大きいのではないだろうか!
部屋からの景色を翌日見てみました。
ちょうど目の前のカントリークラブでゴルフをしているのが見えます。
レオパレスリゾート自体が丘の上にあるので遠くまでよく見通せます。
景色良くていいんですけど、遠くの方。どう見ても敷地の境界とかフェンスとか見当たらないのです。
まさかとは思いますが、遠くに見えるジャングルまで歩いて行けるのでは?
逆に考えれば、遠くのジャングル地帯から野生動物が普通にレオパレス敷地内に入ってこれる可能性もあるのでは?
ふと頭をよぎりましたが、さすがにリゾートホテルなのだからそんなことは無いだろうと思います。多分。。。
室内をざっと見て回ってみました。
まさにパーフェクトです!こんな家を将来持てたら幸せじゃなかろうか!ってぐらい色々揃っています。
生活、自炊に必要なもの。大体揃っています。
食器用洗剤や新しいスポンジ、食器類から包丁、ホットプレートなどなどはチェックインの時にフロントでレンタルの申請書をもらえるので
そこに必要個数を書いてフロントへ提出すると、後でスタッフさんが持ってきてくれます。
電子レンジの置いてある棚の下に収納スペースがあります。
この室内に足りないものといえば洗濯機と乾燥機、掃除機ぐらいではないでしょうか。
それすらも1階にコインランドリーがあり、清掃はハウスキーパーさんがやってくださる。リゾートホテルの本領ここにありです。
レオパレスに来て思ったことの1つに、風呂場に必ず洗面桶と椅子が置いてあるのは流石だなと思いました。
欠点といえば、風呂場の照明が少々暗いことぐらいです。
まあ、この後日。コンドミニアム棟ならではの最大の欠点に遭遇する訳なのですが。
とりあえず室内はこんな感じでした。
あとは1階にたくさんのコインランドリーがあり、コンドミニアム棟の正面には何でも揃うレオマート(LEO MART)というコンビニエンスストアが歩いて2分の距離にあります。
洗濯は1回40分、乾燥も1回40分ぐらいで終わります。洗剤はLEO MARTで買うか、持参するかです。
非常手段としては、アメニティーのシャンプーですかね。
飛行訓練中、スクールのオフィスで待機していた時のことです。
待機中の訓練生の主な話題としては、飛行訓練の内容、滞在中のホテルや周辺のお店情報、世間話しなど様々なのですが。飛行訓練でこちらに来る時は皆さま共通していかに荷物を少なくするかということが話題に上がったりもしました。
その中で、シャンプーは洗濯用洗剤の代用として十分使えるから、アメニティのシャンプーをコインランドリーに入れても問題無く洗濯することが出来る。というお話でした。
これを聞いた時、すぐさまインターネットで調べてみると。本当だ、代用できると書いてある!
体から出た皮脂、汗、タンパク質系の汚れなどをシャンプーには落とす効果がもともとあるので、洗濯用洗剤の代用品として使用するおとが出来ると!
これは凄い!でも、まだ試していません(笑)
非常時になったら試してみたいと思います。(その後、なぜかビンに入って洗面所に用意されていたアメニティシャンプーは、風呂場に固定式のシャンプーになってしまったそうです)
そしてこちらは翌日、晴れた日のコンドミニアムB棟正面の写真です。
正面にはLEO MARTとその隣のプールも見ることが出来ます。
ホテルの周りには、なぜか野生のニワトリが結構な数俳諧しています。
「コケコッコー!!!!コケコココ!!!コケッ!コッコココケケケケ!!!!」と結構騒々しいです。
あの鳴き声、絶対日本のニワトリとは違うと思います!確信的に!
さてさて、肝心のLEO MARTについてですが。
LA CUESTA CENTERの中にあるこのお店、隣にはプールがあり、正面玄関からは街へ移動できるバスの停留所があります。
品ぞろえやお店の規模は日本のコンビニと比べると少々大きすぎるような気がします。どちらかというと日本のスーパーのような感じですかね。
それとLA CUESTAのC棟では夜の8時から天体観測を毎日やっているそうです。
残念ながら訓練中は行けていませんが、訓練が終わったら行ってみたいと思います。
ナイトクロスカントリー中に見たあの景色は本当に忘れることが出来ません。南国の星空というものは凄いものです。
ウインドシールド全面に青白い星明かりがこれでもかと広がっている景色。9500フィートにいるからか分かりませんが
オリオン座がすごく近くに感じられるんです。
あの光景こそカメラで撮りたかったものなのになぁ。そんな余裕は無かったのが残念。
それと、2つの注意点について。
1つはレオパレス滞在中、全館停電するという事態に2回遭遇しました。もう1つはグアムの水道水は飲めないと聞いたことがあったので、実際に沸かしてみたら水面が一面カルキ?カルシウム?だらけで本当に飲料することは出来ないと実感したことです。
水道水について沸かした結果がこちらです。
それと停電について。グアムでは結構頻繁に停電があると聞いていました。
でも実際に数十分の停電に遭遇したのは初めてでした。
入浴しようと準備をして洗面所のドアを開けた瞬間。何も見えなくなりました。それと同時にエアコンが「ヒューン」という音と共に停止しました。
ん?何?なんで電気消えた?エアコン止まった?何度スイッチを押し直しても点灯しません。
まさかと思い、ベランダに向かいました。いつも煌々と光っているマネンガン湖の中央付近にある噴水が見えません。それどころか周囲の照明が一切消えていて、そこに湖があるのかどうか。まったく分かりません。
フロントに電話をかけて、状況を確認しようと受話器を上げても、いつも流れてくる音がまったく鳴りません。
幸い、部屋のオートロックは個別電源のようで機能していました。
更に言えば、山向こうに立っているはずのアンテナの航空衝突防止灯のあかりすら見えません。テレビはどうかとリモコンを押しても反応しません。
「あれ?レオパレスの停電だけならいざ知らず、山の向こうのアンテナまで停電するもんか?結構大きい停電?」
ふと下を見ると、警備員とスタッフがあわただしくフロントのある方へ走っていきました。
「ふむ、とりあえず備えよう」
すぐに服を着直して、ちょうど翌日の夜間飛行訓練に向けて、充電していたヘッドライト型カメラと貴重品、パスポート、携帯電話を即座に身につけました。予備のバッテリーと予備のライト、ログブックに飛行関連の必要最小限の書類も全部サイドバックに入れて直接フロントまで聞きに行くことにしました。
嫌な予感がしたからです。
と、言うのも。その日のニュースでは緊迫する北朝鮮情勢と日本海へ向けて航行する米軍空母のことについてCNNやABCニュース、NHKニュースで報道され続けていました。
翌日がいわゆるX-Dayになるのではないかと、ミサイルが発射されると米軍による空爆があるんじゃないかと。
アンダーセン空軍基地が北朝鮮ミサイルの射程に入っている可能性があるとか。アンダーセンの米軍基地司令はいつでも即応できる体制を当基地は取り続けているとか。報道が何度も流れていました。
実際、飛行中にアンダーセン空軍基地の付近を飛行していた時、エプロンには数十機の戦闘機と爆撃機が地上支援車両数台と共にいつも置いてありました。
ただ、駐機するだけなら地上支援車両を常に置いておく必要はありません。
フライトスクール内でも、もし北朝鮮がミサイルを発射して戦争が起きたら、911の時のようにアメリカの航空会社は全便欠航になるんじゃないかという話しまで出ていたぐらいです。
「まさか何か落ちてきた?それかどこかでテロでも起きた?普通の停電ならいいんだけど」
部屋から通路に出ると、同じように状況を確認しようと出てきた宿泊客が数名いました。家族と話して困惑している人がほとんどでした。
背中にJAPANと書かれたユニフォームを着た若者たちが「え?なになに!!停電だよ!」と困惑していました。
まさかとは思いますが、こういうご時世です。一応警戒しながらフロントまで歩いていくと、ロビーフロアのスタッフは電話対応や警備員との会話でとても忙しそうにしています。
固定電話の回線は使えるものと、使えないものがあるようでした。2、3人は携帯電話を使っています。
自分「Excuse me.What’s happend?」
フロントスタッフ「I don’t know,All Island’s Power Out.」
自分「!?」「All Guam Island’s??Are you sure??」
フロントスタッフ「I think so…」
一瞬、かなりドキッとしました。一部の地域で少し停電が起きるぐらいは日常茶飯事ですが、全島停電というのはあまり無いはずです。
もし本当にグアム全土が停電しているとしたら、Pitiにある発電所でトラブルがあったか、途中の送電網にトラブルがあったかのどちらかです。
でもフロントスタッフも状況が分からなそうでした。
トラブルの原因がなんであれ、危なそうな情報は今のところありませんが、多分ホテル内では一番情報が早く集まるであろうフロント付近で待つことにしました。
GUEST ROOMからは状況を確認しようと出てきた人がちらほらと集まりだしてきました。
停電してから20分後、電気が一斉に点灯しました。空調の音もします。
先程まで真っ暗闇だったマネンガン湖は照明に照らされてますが、中央の噴水の水は止まったままです。でも電気が戻りました。
結局、全館停電だけだったのか。島内全域だったのか分かりませんでしたが、普通の停電のようです。
全島停電なんて、ドッキリさせないでほしい。本当に。
危ない状況も無さそうなので部屋に戻りました。
そして翌朝、いつもセットしてある備え付けの目覚ましが鳴らず、ピックアップ時間の20分前に偶然目覚めました。
「え?なんで!?」
寝過ごしてしまうかもしれなかった原因は、停電でアラームがリセットされていたからです。
こんなところですかね。
ここまで相当な長文になってしまいましたが、このブログを参照された方々が注意すべきところを認識しつつ安全に海外旅行を楽しんでいただく一助にして頂ければ幸いです。
さてさて、今日はここまで。