座学 航法(Navigation) 航法計算盤

Flight Computer(航法計算盤) Part1

2016/12/24

 

今日はFlight Computer(航法計算盤)について投稿したいと思います。

別名Air Navigation Computerとも言いますかね。航空の航法でコンピュータといえばこれを指すことが多いのですが、パソコンのことではありません。電源もありません。物によっては紙とかアルミプレートで出来た人の手で動かす航法用の計算尺のことです。下の写真では左側の白い計算尺がアナログ式、その右側が電卓式です。

 

今日はアナログ式のFlight Computerを紹介したいと思います。

使い方を間違えなければ、片手で扱うことが可能なのでほぼ確実な数値をその場で算出することが出来る優れものです。慣れると電卓より早いと思います。

このアナログ式のFlight ComputerはASA社のE6Bを使用していますが、大体どこの会社も構成は同じです。

表と裏、2つの計算盤から成り立つようになっていて、片方をThe Slide Rulu Side。もう片方の計算盤をThe Wing Side of the Slideと言います。

The Slide Rulu Sideでは主に

1 Time(時間計算) , Speed(速度計算) , Distance(距離計算) , Fuel consumption(燃料消費量計算)

2 度量衡換算(ノーチカルマイルとスタチュートマイル、US GallonsとImperial Gallons(米ガロンと英ガロン)、Quantity / Weight Conversions(質量・重量 変換))

3 Altitude(Pressure / Density Altitude)

など様々な計算を同じSlide Rule Sideだけで導き出すことができます。

The Wing Side of the Slideでは主に

1 Determining Winds in Flight。つまり飛行中の風向風速を求めること。

最初見た時ははたしてこんな物を操縦しながら扱えるものだろうかと疑問に思いましたが、実は今でも疑問です笑

完全にトリム合わせて水平直線飛行の時に右手と、少し左手を手伝うくらいやれば使える感じですかね。

こちらもよくよく考えたら使い方を覚えたのが大分前で少しうろ覚えになりかけているので、少し取説見ながら復習したいと思います。

ということで次回は航法計算盤Part2を投稿したいと思います。

 

-座学, 航法(Navigation), 航法計算盤
-