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入間基地航空祭(2017年11月3日)

またしばらく投稿が滞っておりました。

先日、色々とリンクやページを更新いたしました。ご興味があればこちらからどぞー。

【NEW!!】飛行機・航空関係を題材とした 映画・ドラマ・アニメ・コミック

それとパイロットお役立ちリンク集のリンク切れを修正したり、新たに今まで掲載していなかった航空会社採用ページを追加いたしました。先日、セントレアにエアアジア・ジャパンが再上陸、運航を開始したニュースや同僚からの指摘を受けて

あれ?LCCとかあの会社とかリンク入ってなくね?と気づいた次第です。ついでに航空アライアンス(スターアライアンスやワンワールドなどなど)順番を並べ替えてみました。

【NEW】◆◆パイロットお役立ちリンク集(飛行訓練・学校・クラブ・FTD・気象・採用などなど) /PILOT Useful Links (flight training, schools, club · FTD · weather and adopted etc.) ◆◆◆◆

 

さてさて、本日は文化の日。航空祭がお好きな方々にはお馴染み、文化の日イコール航空自衛隊入間基地航空祭です。

首都圏からもっとも近い滑走路を有した航空自衛隊の基地であり西武線で池袋から直通で基地内の駅へ行けるというアクセス抜群な環境にあるため毎年多数の来場者が訪れているのですが、私も例にもれずその1人でございます。20代前半の時は朝8時から終わりの15時まで立ちっぱなしでトイレもいかずにカメラをお空へ向けていたりしたものです。

天気は快晴、風もおだやか、下層雲ほとんど無し。とてもとても航空祭日和です。11月開催ということで、気温的にはちょっと肌寒いぐらいなのですが、快晴ですと遮るものが何も無い駐機場には燦燦と太陽光線が降り注ぐので正午の時間は暑くてしょうがないです。

本日の10時現在のMETAR(定時飛行場実況気象通報式)によりますと

METAR RJTJ 030100Z 02005KT 340V050 FEW030 18/09 Q1015 RMK 1CU030 A2999

(3日10時(METARは協定世界時のズールー表示なので、0100時に9時間足しています) 風20度方向から5ノット、風向変動340度方向から50度方向、雲量1~2の雲が3000フィートにあり、気温18度の露点温度9度、1015hPa、特記事項として1オクタスのCU(積雲)が3000フィートにあり、高度計規正値は2999)

まさにフライト日和の気象です。

だがしかし、観覧される方でお肌の弱い人やお子様なんかは日焼け止め対策必須でしょう。大体ご家族連れは建物や格納庫の影にレジャーシートなどで陣取りをされているのですが、長時間に渡る航空祭では飛行機に興味が無いお子様たちが親御さんに「いやだ!疲れた!家に帰りたい!」と必死の抗議、抵抗、懇願を繰り返している光景を必ず目にしております。どの航空祭でも必ず目にする最早風物詩的な光景です。

そして大抵は必死の行動虚しく鎧袖一触、お子様方のご意見が通るご家庭はそれ程多くは無いように見受けられました。あわれ子供たちよ。ちゃんと我慢した分、帰ったらいつもの倍は甘えるといいですよ。そして親御さん方々はちゃんと頑張って耐えた子供を褒めてあげてください。

うん、興味が無かったら航空祭って人多いし、周りに気を遣うし、爆音だし、時間長いしで踏んだり蹴ったりですもんね(笑)

 

ということで、数年ぶりに入間基地航空祭を見に行きました。

入間基地は航空自衛隊の飛行場です

駐屯する部隊は航空自衛隊に4つある航空方面隊のうち、中部航空方面隊司令部(中空団司令部)が基地の中にあります。

入間基地には中空団司令部の支援飛行隊がT-4とU-4を配備しています。連絡その他を支援するためだそうです。

その他にも色々部隊がありますが、普段は戦闘機などは常駐していません。

航空支援集団という自衛隊の輸送を担う部隊である第2輸送航空隊のC-1とU-4や、航空総隊のこれまた航空救難団に4つあるヘリコプター空輸隊の1つである入間ヘリコプター空輸隊のCH-47J、電子作戦群や飛行点検隊のYS-11やU-125Aなどなどの機体が配備されています。

航空祭の時期になると他の基地からブルーインパルスが来たり、戦闘機やヘリコプターや輸送機、陸上自衛隊や海上自衛隊や米軍からもゲストとして1機種ないしは2機種が参加機として集まり展示されるという仕組みです。

ただ、今年。F-4EJが来ていませんでした。百里基地でのタキシング中の事故が影響しているのでしょうか。

この入間基地航空祭、なんだか年によって来場者数に偏りがあったような気がしたのですが、今年は稲荷山公園駅を降りて、駐機場まで向かう間に思ったことが1つ。

「あれ?なんか今回来場者数が、結構多めな感じがするぞ」

普段は確かに足の踏み場も無いほど駐機場を埋めつくす観覧者なのですが、今まで来た時に感じた人の多さからすると、ちょっと多いような気がしました。駅から駐機場までこんなに牛歩のように遅く歩くのは航空自衛隊のドラマが放映された時の航空祭以来のような気がしたからです。

そして今回、寝坊しました。

いや、本当は開場の15分前ぐらいに駅着の予定だったんですけど。

前日に洗ったばかりのベッドシーツや冬用毛布の心地よさよ、良いんですよね(笑)

ベッドへ戻りたい欲求にあらがえずに、2度目の睡眠を決め込んでしまったのです。起きたら8時過ぎてて、ぶったまげる訳です。

ということで、現地到着は10時40分。オープニングフライトは、まあまた来年見に来ることにします、起きれたらの話しにはなりますが。

 

ではでは、ここからは本日撮れたて、入間基地航空祭写真集です。

5年前から使っているデジタル一眼のSONY a-57にTAMRON製の望遠レンズ270㎜をくっつけているのですが、最近オートフォーカスが全然効かなくて困っています(笑)買い替えないといけないのは分かってるんですけどね~、なのでピンぼけについてはご容赦くださいませ。

 

真上を綺麗にトレイル組んで飛んでいきましたブルーインパルス。

 

バルーンが上がっていますね。

 

厚切りベーコンステーキは美味しかった、だがしかし。狭山茶というか飲料水がどこへ行っても売り切れな上、基地内の自動販売機は全て使えなくしてありまして、基地の外へ買いに出るか悩んだのですが、1軒だけ狭山茶の販売がありました。

どこを見渡してもその1軒しか残ってないようで、行列は200人近く並んでいたと思います。20分待ってようやく1本買えました。

価格は150円と、航空祭にしては良心的なお値段です。レッドブルエアレースなんて1本350mlで700円だったです。

この時は水分調達に奔走していたため、駐機場エリアへ戻れず。仕方なく屋台コーナーの付近で休みながらの撮影です。

ハート型や星型は半分しか見えませんが、会場のアナウンスも聞こえないため、どこからともなく突然現れるブルーインパルスの爆音登場は驚きの連続で面白かったです。(笑)

 

以前、同じ構図で4機しか映っていなかったのですが、念願叶ってようやく1番機から5番機まで綺麗に撮影することができました。

この構図、駐機場エリアからだと広角の撮影レンズでも持ってないと出来なかったと思います。屋台エリアだから撮影できたのでしょう。

 

上から降ってきたり

 

また、上へ昇って行ったり

 

綺麗に上方へ開傘したり

 

星が半分だけしか見えないけれど、今日の入間基地は雲ひとつ無しの快晴だからとても見応えがあったり

 

屋台の隙間から撮影してみたり

 

以前は撮影してもフレームに入りきらなかった基地直上のループも全部写すことが出来たり

 

紅葉とセットでよく見栄えがしたりしていました。

 

さてさて、これ以降は参加機などなどのご紹介です。飛行展示や空挺降下などです。

離陸してトラフィックパターン回って戻ってきたF-15、まさかアフターバーナー燃やしながら飛んでくれるとは

綺麗に撮影することが出来ました。

F-2の帰投フライト、青空に洋上迷彩がよくマッチしていました。

 

格納庫内で行われていたT-4のジャッキアップ展示。こんな風に持ち上げるんですねえ。セスナも主翼にこんな感じでつけますが、C-1とかどうやるんだろう?床に穴掘ったほうが早いですかね?(笑)

 

順番前後しましたが、入間基地航空祭名物のC-1によるフォーメーションフライトです。ド迫力です。

 

陸上自衛隊第1空挺団による空挺降下です。よくよく見ると飛び出してから右へ左へ体が持っていかれて、足も開いたりしながら一生懸命バランスをとってパラシュートが完全に開傘するまでは大変そうでした。

降下中は足を揃えて、5点着地に備えていますが、この方々達の背負う背嚢や装備は60キロと聞いた覚えがあります。

でも今日基地の中の展示で気づいたんですけど、落下傘自体の重量があるんですよね。メインが15キロ、予備が7キロと書いてありました。合わせて22キロ。。。わあお。

背嚢や装備が60キロに落下傘22キロ、合計で82キロ?・・・もはや歩くのすら困難なのではないでしょうか?

自分なら確実に歩こうとした瞬間立ち上がれないでしょう。それで大空へ飛び出して着地して作戦行動に入るのですから、もう何が何やら訳が分かりません。尊敬の念しかありません。

入間基地の標高(Field Elevation)は295フィートとBASE OPERATIONSの横断幕に大きく表示されています。

 

横田基地からゲスト参加したのでしょうか?

奥にパイロットさん2人とも展示中、ほとんど動かずに機体番についておられました。大変だ。

 

こちらは陸上自衛隊AH-1コブラ、木更津からでしょうかね?

 

横田基地の第374空輸航空団のヘリコプター、だったでしたかね?

前に調布に計器盤のコーションランプが点灯して予防着陸した機体だったようなそうじゃなかったような。

 

こちらはC-1のエンジンです。意外に小さい。。。

 

上空を海上自衛隊のP-1が飛んでいきましたが、参加機ではありません。厚木基地へ向かうのでしょうか。

 

こちらは県営名古屋空港にある航空自衛隊小牧基地からの参加機C-130Hです。第1輸送航空隊の機体ですね。

C-1は第2輸送航空隊と、部隊で機体が違うので見分けがはっきりついて分かりやすいです。

美保基地にある第3輸送航空隊は現在はC-2輸送機を配備してC-1とあわせて使っていますが

いずれは第1がC-130H、第2がC-1、第3がC-2と別れたりするのでしょうか。

最後に自衛隊には1~3の他にあと1つ、特別航空輸送隊があります。千歳基地にあります。ということは

政府専用機のボーイング747が配備されている航空隊です。

 

さて、ここまで長文投稿にも関わらずご覧いただきありがとうございました。

今日はここまで。

 

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