緊急事態宣言下での生活(実は親子丼の紹介とか)
(長文注意、半分以降ほとんど料理の紹介ですが)
無事に新天地となる神戸に着任したのもつかの間、新型コロナウイルスにより日本国内全域に政府から緊急事態宣言が発出され、外出自粛を促されてから早いもので数週間。
巷ではSTAY HOMEの呼びかけと共に、3密回避、マスク着用、手洗いうがいの励行、施設への入退出時にアルコールで手を消毒などなど。
今だかつてない、出来事に身を置かれた自分が出来ること。
それは、メシ作り。でした。
今までオペレーション関係の仕事、つまり運航管理の仕事に就いていた前職、前々職では、仕事しながらの自家用操縦士免許取得や運航管理、運航支援のお仕事など、基本的には知識を蓄えて休養を取って会社に行ってがメインでした。自ずと自炊よりも外食ベースの生活スタイルが常となっていたのです。
現職では異動前もイベント毎や夜勤など、なかなかに忙しかったのですが、今は夜勤が無く、身体的、精神衛生的に大分良い状態で仕事に就けています。
加えて言えば新型コロナウイルス感染拡大防止に伴うエアライン大欠航時代の到来により、仕事の分量も減りつつあり、一時的ながら部分的に休業なんてお話もあがったり。むしろ会社が潰れないかの心労の方がありますねぇ。
つまり、心配事はありながらも時間があるのです。じゃあ事業用操縦士の学科試験その他もろもろの資格を取得する為の時間にあてようか、とも考えたのですが。航空業界の今後数年間に起こる変動が未知数。来年に延期となった東京オリンピック・パラリンピックが開催に至るのかも未知数。エアライン関連の数社にあっては来年の新卒採用すらも一時的に中止しており、もしかして万博も影響あり?
かの有名な投資家ウォーレン・バフェット氏がまさかの所有米国大手エアラインの株を全て手放し、そもそも今までの訓練や転職は世界的に航空需要の高まりに向けてパイロット不足がささやかれてきた流れの少しでも掴んで恩恵にあやかれるかもと言う気持ちで進んできたようなものなので、お陰様で比較的安定した企業に地上職とは言え働かせていただいている昨今。家族に何かあるかもしれない、突然解雇になるかもしれない、新型コロナが変異して第2波、第3波があるかもしれないと考えてしまうと、今は生活基盤を維持するのが最優先のように切に思います。
なんて考えてしまうんです。加えて、本音を言えば自家用操縦士取得してから事業用操縦士の訓練に入っていなくて良かったと感じてしまうほどです。とはいえ、今現在アメリカやヨーロッパ、オーストラリアに渡り、リスクを覚悟でパイロットになる訓練を進めていた自費訓練の人たちのことを思うと、ものすごく複雑です。このブログにも数人の方から問い合わせをいただき、実際にうち数人の方は実際に訓練に入っているので。どうか無事に過ごされていますようにと切に思います。
そんなこんなで色々と考えてしまうと負のスパイラルに陥ってしまうので、美味しいメシを作ろうと思い立ちました!食事は人間が生きていく上で重要なこと、今や外食なんてもっての他のような空気の世界になってしまっているのなら、やはり自分で作るスタイルを確立するしかないのです!
ということで食事のご紹介です。(前置きがめっちゃ長い!)
レパートリーは親子丼、真鱈のホイル蒸し焼き、銀鮭のホイル蒸し焼き、ハヤシライス、ポトフ、焼き肉、焼き鳥と野菜のゴロゴロ混ぜ、ぐらいしか無いのですが、小麦粉とか冷凍シーフードミックスとかあるので、お好み焼きとかも作ってみましょうかねぇ。
そして見目麗しさよりも食い気とお手軽感重視の男メシ。そんなものを作ってみました。
まずは親子丼!!
材料
・生卵3個/たまねぎ1個/鶏もも肉の角切り200g/味付き海苔/醤油25ml/みりん25ml/水50ml/砂糖大さじ1
まずはたまねぎの皮を向いて2分の1にカット、さらにそれぞれを3㎜ぐらいで輪切りしておきます。たまねぎの皮は流水で向くとスルスル向けて面白いですねぇ。
次にフライパンに油を少量引き、鶏もも肉の角切りに火を通していきます。火が通って色が変わってきたら塩コショウを振り掛け、少ししたら水/みりん/砂糖を混ぜ合わせた汁を入れて少し煮立たせます。
鶏肉は煮立たせてからでも良いような気がしますが、個人的に肉類は十分に火が通っているものを食べたくなる性分でした。
んで、じっくりコトコト煮込みつつ、後ろで卵を溶きます。ついでにご飯を準備します。同時に先ほどカッティングしたタマネギーズを程よく煮たった煮汁と鶏肉の周囲にスプレッドします。そのままだとよく煮汁の味が染み込まないので菜箸で各個撃破しつつ、分解していきます。
実は我が家には炊飯器がありません。パックご飯です。常時30個程度の在庫を備えることで、入用の際には2分でホカホカご飯が用意出来る手軽さに魅力を感じてしまいまして。何よりも賞味期限が半年程度保存が効くのが良いところかと。
あとは溶き卵を段階的に流し込み、先ほどどんぶりに用意したご飯の上に降り注ぎます。この時に跳ねる煮汁に注意しないと床が大変なことに、というか大変ギトギトな状態になって大変なことになったことを申し添えます。(笑)
あとはお好みで味付け海苔をまぶし、お好きなお茶と合わせて出来上がりです。
七味があると、とても良いのです。
次にホイル蒸し焼き、これは後片づけが楽で匂いが残りやすい魚料理としては実にお手軽に作れます。
まずは材料
鮭2切れ、レタス、カットぶなしめじ、みりん25ml、醤油25ml、有塩バター10g、塩コショウ少々
まずはアルミホイルに鮭を乗せますが、乗せる前にバターを滑らせるようにアルミホイル中央部辺りに塗りまぶします。その後、鮭をアルミホイルに乗せたら身の部分に塩コショウを振り掛けます。水分が抜けるとかなんとか。
そして用意していたレタス、カットぶなしめじを周りに敷き詰めて、先ほど塗った時に使ったバターの残りを中心部に添えて、アルミホイルで全ての具材を包み込むように閉じ込めます。
なんだかこれだけ見ると、ホットドッグかタコベルのburritoみたいですね(笑)この時少しだけアルミホイルの中央部に穴が開くようにします。大きさは2㎜ぐらいですかね。
お次はフライパンに乗せます。この時、フライパンに先に水を少し浸して蒸し焼きにする方法もあるのですが、私はそのまま置きます。加熱されている最中、先ほど開けた2㎜ほどの穴から出た水蒸気で程よくなることを知ってからこの方法を取っています。が、何も敷いていないフライパンにアルミホイルを乗せて、いわば空焚きをする訳ですから、火をかけている間は目を離さないようにします。正直どんな料理中でも火をつけたら目は離さないですが。
魚料理には味噌汁もあると良いと思い、手元に赤だしの味噌汁の素があったので急遽お豆腐と冷凍ほうれんそうを使って味噌汁も同時に作ります。
ここまで来たら、10分もしないで完成するので先ほど余ったレタスをサラダにして完成です。
他にもハヤシライスとか焼き肉とか。
味付けを間違えると薄めたり雑炊にしてみたりしながら、程よい味付けを目指すのですが、たまにケチャップとかでコクを出してみたりと工夫の毎日です。
おかげさまで、栄養面では問題無く過ごせているのですが
もう1つの懸念すべき問題が発生しました。
車通勤+自炊での十分な食事がもたらす問題とは
腹のあたりが膨らんできました。幸いなことに今まで大きな体重の変化に遭遇したことが無かったので、体重計は我が家に用意していなかったのですが。
外出自粛でなかなか外に出て運動する機会も無いのも相まって
叩けばポンポンと良い音がなりますねぇ。
とりあえず、家をピカピカに磨き上げることで適正体重まで戻していこうと思います。
ニュースでは明日から特定警戒都道府県の一部を除いた県は緊急事態宣言が解除となる方針のようですが、いずれにしても感染拡大防止を怠らないようにしないと、また拡大してしまうかもしれないのが大きな懸念ですね。
とりあえず世界情勢を見つつ、しばらくは生活基盤を維持しながら今後の飛行訓練をどうするのか決めていきたいと思います。
さてさて、今日はここまで。