大阪国際空港、千里川土手より
2019/03/07
かねてから非常に滑走路に近い撮影スポットとして知られている大阪国際空港南側にある千里川の土手に行ってきました。
なかなか近いというか、アプローチコースの直下です。
機体が3度パスで降りてくるのが、ほぼTouch Down Zone Lightsのあたりまで
最後まで見ることが出来る素晴らしいスポットでした。
かつ、それに伴う大爆音というか。
沖縄の瀬長島ではまだ、ALS(Approach Lighting System)の最端の方までしか撮影ポイントとしては近づけませんが、
ご覧の通りALSの中間地点が千里川土手となっていて、歩いてその付近へ近づけるのです。
ALSは全長が2種ありますが、伊丹空港(ITM)の滑走路32LにはPALSが装備されています。
32なので滑走路の向きは320度方向、進入してくる機体がこの滑走路32を使うということは空港の南東側から北西へ向けて進入してくる形になります。ので
その滑走路の南東端から、さらに450mほど、PALS(Precision Approach Light System)という航空灯火が、列をなして南東方向へ伸びているのです。
到着機に姿勢情報を灯火で知らせるための施設が伸びているのです。
で
その間に千里川があるということは、撮影場所はPALSの中間付近にあるということ。実際Google Mapで見ると、滑走路南東端から300mの位置にあるはずのクロスバーという航空灯火よりも、千里川は滑走路寄りにあります。つまり。滑走路まで残り大体200m強?
滑走路の端までの距離が千里川からいかに近いか
ご想像いただけるかと思います。
で
そんな場所から、写真を撮影すると、望遠ズームレンズがたとえ300㎜だったとしても、
こんな写真が撮れてしまいます。
めちゃくちゃ近いのですが、
本日あいにくの小雨のため
レンズが曇るし、雨粒が当たるしで
撮影になかなか集中できません。
20時30分ぐらいに近くのコインパーキングまで到着して
急いできたのですが、はじめて来た場所なのに夜間ということで
千里川の土手への道が街灯無くて全然分からなかったのと
いざ現場へ到着すると、先客のカメラを持ったお客さんたちが
3脚立ててレリーズ準備して待ち構えていたり、見に来た家族連れが徒然なるままに右往左往しながら撮影していたりで
彼らの写線に入らない場所を見つけるのに、暗闇の中で一苦労でした(笑)
そうこうしているうちに、運用時間終了の21時までもう時間がありません!
終了間際に離陸待ちが1機、着陸待ちが4機いました。
間隔が2分~3分間隔なので
だいたい10分間ほど時間が経てば、全ての機体の離着陸が終わってしまいます。
あああ!真夜中に動くものを撮影するというのに、カメラの設定が昼のまま。
シャッタースピードや露出を調整している間に、真上に期待が!
そしてブレブレに。。。
次に来るのは、、、TowerにContactしている機体の無線をハンディ無線から
モニターしていると、どうも着陸許可をもう貰っているようで、次の機体とTowerとの交信が始まっています。
今降りようとしている機体が大きいのか、小さいのか、目視で見るしかありません。
多分とっくにFAF(Final Approach Fix)を通り過ぎているので、2マイルも無い距離なのですが
よく分かりませんが、どうやら小さい双発機。
恐らく737かエンブラエルか。
J-AIRのエンブラエルでしたが、またまたブレブレの写真かつ全然不鮮明に。
あああ!このままでは良い写真が撮れないままになってしまう。
そもそも3脚とレリーズを装備していないのに、夜景の空港や飛行機の動態撮影をやろうとしている時点で無謀なのですが
3月2日にやっていた県営名古屋飛行場の小牧基地オープンベースに
寝坊して間に合わなくなるという大失態をしてしまっていた為、撮りたい欲求が
なかなか高く、
無理くり運用終了時間30分前の伊丹空港にはせ参じたのですが
これこそ、準備の差。しかも小雨ですしおすし。
そうこうしている内に、21時を過ぎて運用時間終了。
あとは空港の飛行場灯火をパシャパシャ撮影して帰投となりました。
と、優雅に灯火を撮っていたら。いきなり、運用時間終了しているのに
Pulse Lightsが点滅を始めました。おかげで下の写真のように、
どでかいPulse Lightの一部が映りこむ始末。
恐らく終業前の点灯確認をやっていたみたいですね。
長崎空港でもやっていました。
最後に千里川土手全体を撮影したら、小雨じゃなくて普通の雨に変わってきたので
速足で退散。
ちなみにターミナルの展望台からだと、こんな風景が撮影できます。
次回はちゃんと装備を整えて日中から撮影にチャレンジしたいと、
再起を期すのでした。
さてさて、今日はここまで。