サイトアイコン サラリーマンからパイロット目指して

FAAからJCABライセンスへの書き換えに必要なものと登録免許税3000円

こんばんは。ただいま4月22日午前1時11分のぞろ目時間です。まもなく丑三つ時ですかね。

いつのまにか前回の投稿からもう2週間過ぎていました。1日が24時間じゃ足りない・・・

軽く近況報告から入りますと

新しい職場に移ってからというもの、日本の耐空性審査要領や飛行方式設定基準、管制業務処理規定などなど。計器飛行その他もろもろに関する基礎知識を学びはじめているのですが、今にも頭が茹でたタコみたいに真っ赤になりそうです。しかしながら奮闘しております。体感時間の流れる早さが普段の3、4倍に感じます。仕事や食事、家事以外の時間は規程集やテキストと過ごす生活です。忙しい反面、新しい知識を得られることの嬉しさも実感しています。でも、九州ってPM2.5が濃度濃い時は視界が悪すぎてIMCになるし、喉も痛くなるしで空気清浄機必須だなと思います。お金貯まったら買いますかね。。。

さてさて、近況報告はこの辺でやめておきます。

今日はFAAからJCABライセンスへ自家用操縦士免許(飛行機)の書き換え時に必要なものをご紹介していきたいと思います。

必要なものだけなら、色々なサイトで参考になるものがありますが、それ以外にも航空局で聞いた提出書類はこういう形式に

してくださいと言われたことなども合わせてご紹介です。

まず、申請に必要な書類です。書類の中には日本の自家用操縦士学科試験の最低でも法規が合格していることを証明するために試験後に送られてくる通知書が必要になるので、今回はそれに合格されていることを前提でのご紹介となります。学科試験については学科試験スタディガイドを使った事前学習や当日の様子など、こちらのリンクから以前の投稿などを参照いただくと、何かしら参考になるかと思います。

申請に必要な書類

1.申請書 「様式19号の2」

2.航空局指定の返信用窓付き封筒

3.ICAO加盟国で発行された外国ライセンス

4.ライセンスのコピー(これは表面と裏面が1枚の紙で見れるようにコピーする必要があります)

5.住民票(本籍が記載されているものです、私はこれを忘れました。市役所に土曜窓口利用して取りに行きました)

6.写真(縦3㎝×横2.5㎝、申請時より6か月以内撮影の上半身写りのもの)

7.学科試験合格通知書のコピー(ただし、科目合格の時は合格通知書の原本が必要です)

8.航空経歴書

9.ログブックのコピー

10.航空図のコピー(野外飛行(クロスカントリー)の経路と距離がが分かるもの)

 

感想としては、書類揃えたり封筒用意したり他にも色々大変です。時間とお金と手間がなかなか掛かります。

具体的には下記の通りとなりまして、それぞれを用意するにあたり想定外のイベントも発生しました(笑)

 

1.申請書

「様式19号の2」という様式です。様式19号だと学科試験とかの様式なので間違えないよう注意です。

 

2.航空局指定の返信用窓付き封筒 (鳳文書林さんなどで購入する必要があります、これ航空局でもらえないのかな?)

実はここで私は勘違いをしていました。てっきり返信用封筒を送るのだから、これにライセンスが入れられて返信されて

くるに違いないと思っていたのですが、届いたのは「ライセンスの発行する準備が出来ました」というお知らせと

ライセンス発行するので登録免許税払ってねという3,000円分の払込書でした。つまり1回目の返信で届くのがこれです。

 

もう1回返信用封筒を書留返信が出来るよう切手を購入して国交省本省へ送らなければいけなかったのです。

今ご説明した通り、最初に返信されてきた書類としてライセンス交付準備が完了した通知と、登録免許税払込み用紙が

送られてくる段階では、まだライセンスは届かないのです。2回目の郵送するのに必要な作業が以下3段階あります。

 

1段階目は登録免許税の払い込みが銀行かゆうちょ窓口などで終わったら、払込み済みの領収書を返信されてきた封筒に

入っている領収書提出用紙に張り付けて提出できるようにすること。

2段階目は受領方法を(国土交通省本省の航空局、東京航空局、大阪航空局)のいずれかに出向いて直接受け取る方法か、

郵送で受け取るかを選択して記入するための紙が同封されているので、受領方法をどれにするかチェックを入れること。

そして3段階目は、郵送で受け取る場合を選択した際、書留郵便の切手枚数が張られた返信用封筒を用意しなければ

ならないことです。

この1、2、3段階目の書類や返信用封筒など、これらが揃ったら、また書留郵便で国交省本省の航空局へ発送します。

なんて面倒なことこの上ない。書留郵便や航空局への提出のための往復交通費とか考えると人によってはこの通信連絡費的な

ものだけで3千円、4千円ぐらい必要な計算です。それ+3千円の登録免許税、学科試験の費用もろもろ含めたら12,000円とか

15,000円とかになりますかね。こういうものがあります。

3.ICAO加盟国で発行された外国ライセンス

4.ライセンスのコピー(これは表面と裏面が1枚の紙で見れるようにコピーする必要があります)

5.住民票(本籍が記載されているものです、私はこれを忘れました。市役所に土曜窓口利用して取りに行きました)

6.写真(縦3㎝×横2.5㎝、申請時より6か月以内撮影の上半身写りのもの)

これ!この写真!なんと私が申請した時に提出したら、航空局から無くしたので新しいのを再送してくださいという

信じられない電話が!再送してもらえれば、すぐに発行準備が出来る状態だからと言うので、急いで国交省本省の

航空局へ送ったあとに送られてきた返信用封筒には登録免許税払ってという紙だけ。せめてお詫びの一文ぐらい入れても

よかろうに。一生モノのライセンスの写真だからと少し奮発したのに、もう一度焼き増しをしたお金や再送費用も自費負担。

無くしたのが東京航空局なのか、それとも本省航空局なのか分かりませんが、個人情報の管理がガサツで残念な対応でした。

7.学科試験合格通知書のコピー(ただし、科目合格の時は合格通知書の原本が必要です)

8.航空経歴書

これは日本のスクールに通っていない私には書き方がよく分からなくて困りました。とりあえず私の書いたものをご紹介。

用紙は鳳文書林さんで購入しました。

まずは航空経歴書(表)、個人情報の部分は国会文書みたいに黒塗りでご容赦くださいませ。

簡単にそれぞれの内容を紹介していくと、まず左上に経歴者の情報を書きます。

その下には在籍して訓練したフライトスクールなどの情報と在籍期間、訓練機の型式やそれぞれの飛行時間を記入します。飛行時間は日本ではHobsメーターの時間では無く、何時間何分と記入します。

車の走行距離を表示してくれるメーターと同様に、飛行機でもエンジンの回転している間だけ動くメーターがあり、Hobsメーターと呼びます。だいたい桁数としては「〇〇〇〇〇.〇」と最後に小数点以下の数字がつきます。この小数点以下の数字は1目盛り変化すると6分間の時間計算として勘定します。小数点以上の数字は1目盛り1時間扱いです。

なのでエンジン始動前にHobsメーターが1150.2だったと記録していたら、降りてきてエンジンを切ったら1152.5で止まっていたとします。小数点以下の1目盛りは6分間の扱いなので、この場合は1152.5ー1150.2=2.3。3の部分は6分間掛けて18分。時分に直すと(2時間18分)という計算になります。

この2.3の数字をアメリカFAAだとログブック飛行時間として記録して良いことになっています。日本の指定どおりに右上段にある飛行経歴の区分の時間の書き方も同様です。はじめから日本書き換えを念頭に考えている方だと、アメリカ訓練中も時分で書かれる方が多いと思いますが、現地のアメリカ人教官によっては、アメリカンスタンダードと違うやり方に違和感や疑問を持たれる方もいらっしゃるとか。Due to(Because) Japanese Regulation for Foreign license conversionとでも説明すればいいんですかね?

チェックライドの時に、試験官に指摘されたらどうしようと心配していましたが、やはりハワイには日本人訓練生が多いこともあって試験官も時分の表示には全然慣れていたようです。FAAだと時分表示が駄目ということでは無いですよ。今のところどちらでも書いてOKということです。

私はグアムの訓練に入る前までのカリフォルニアでのログブック時間の記録がHobsメーターのタイムで書かれていたため

航空局に電話で相談しました。時間の表記どうすればいいでしょうか?と。

すると、カリフォルニアで記録したログはその最終ページで一度締めて(余りの空白部分を横断するように、斜線を入れて)、次のページから

書く時は時分表示にすると良いとのアドバイスを頂き、その通りにやっていました。斜線を引くことでそのページを締めると

表現することも、その時初めて知りました。

ちなみに書き換え申請の時も最終ページに斜線を入れて締めるように言われました。もちろん左下の期間と署名欄、それと押印もついてです。

 

左下には航空身体検査、無線従事者免許、外国の技能証明書(外国ライセンスを切り替える者に限る)、既得技能証明書、操縦許可書の内容を書き入れる欄で構成されています。

私の場合はまだ航空身体検査を受けていませんが、切り替えるだけならば日本で受けていなくても大丈夫ですので空欄でした。

もちろん飛ぶなら2種航空身体検査を受けますが。

それと、右上段の航空経歴の区分のうち時間を記入する項目のそれぞれに番号がついていると思います。機長時間の総飛行なら⑨番とか。

これはJCAB監修のフライト・ログブック(航空)の項目番号と共通で見れるように番号が割り振られています。なのでログブックの機長としての総飛行時間項目のところにも、左上に小さく「9」と書かれています。航空経歴書とログブックの項目はこのようにして見るそうです。

そのうち番号が2つ併記されているところがあると思います。

例えば「野外飛行⑫⑯」などですね。これは項目⑫番と項目⑯番を合計してくださいということを示しています。

ログブックを見ると機長としての野外飛行の番号は⑫番、そして副操縦士又は教官同乗教育の時間における野外飛行の番号は⑯番と表されているので、この野外飛行の合計時間を書けば良いということになります。

航空機関士や航空士についてはもちろん私は空欄です。

その下には野外航法の内容を書きます。

そして、最後に「上記のとおり航空法施行規則別表二の経歴を充足していることを証明する」とあります。

ここで私は違和感を覚えて、筆を止めました。

「ん?証明するっていうと、誰か自分じゃない別の人に書いてもらうんじゃないの?」と

よくよく見るとその下の()欄には所属・職名・氏名とあるのを見て、日本の航空経歴書だから、多分ここ日本の

フライトスクールかクラブで書いてもらうことを想定してて、教官の署名をもらうべきなんじゃなかろうか?

と思ったところで、また疑問が。

「あれ?そうするとアメリカで訓練した場合の証明って?しかも転校してる時は2校分のインストラクターの署名がいるとか?」

まさか~そしたら皆さんCFIに国際郵便で送るか、現地でもらわないと書けないじゃんと思いつつ、航空局へ電話すると。

「そうなんですよね~そこ教官とかが大抵サインするので~」と、一瞬背筋が凍りつくような言葉のあとに

「自家用現地のスクールに行かれて自分で取得されたんですもんね、では自署でお願いします」とお言葉が。安心しました。

裏面に記入要領あるかと思ったら、サインとかそういう所は何にも書いてないので分かりづらいのです。

クロスカントリーの日本の解釈と運用について、以前投稿した「航法定規(Navigation Plotter) と航空図(Aeronautical Chart)で距離・方位を測ろう」で出てきた空乗2129号の説明と同じですね。航空経歴書の裏面に分かりやすく説明

されてますので、そちらも参考になるかと思います。

9.ログブックのコピー

これが用意するのが大変でした。ログブックは2枚のページを見開きで見て1ページのログとして扱いますから

見開き開くとコピー用紙のA3よりも大きいのです。なのでコンビニのコピー機で左側と右側のページをそれぞれ

コピーして、切るのが手間なので重ねあう部分をどちらか重ね合わせて、糊付けしました。

これまたコピーのお金がかかります。そしてCABに持って行った時に

・コピーページでいいので、夜間飛行やったところにカラーマーカーで線を引いてほしい

・野外飛行として航空経歴書に書いた分のログの部分を、これまたカラーマーカーで線を引いてほしい

・最後にチェックライドのフライトを、カラーマーカーで線を引いてほしい

とのことでした、事前の電話の時に先に行ってくださいよと思いましたけどね。。。。ね。。。

 

10.航空図のコピー(野外飛行(クロスカントリー)の経路と距離がが分かるもの)

これにも出発地と、途中2回の生地着陸空港、到着地をカラーマーカーで経路に線を引くこと。だから電話の時に。。。ry

あとは航空局へ伺う前に電話で何時に行ってもいいですか?と質問してからお伺いした次第です。

ざっとこんな所でございました。

航空局へ行った時のことは前回の投稿でもご紹介した通りなんですが

私の場合は九州へ4月から引っ越しているので、日本のライセンスが届いたら住所変更をしなければなりません。

あれ?ライセンス住所変更って日本のはいるのかな?

それにしたって九州は大阪航空局が所管してるので、もしかしたら大阪航空局まで行かなければならないのかも?

あ、FAAのアドレスも変更しなければ。

手続きだらけで参ってしまいますね(汗)

今は仕事が平日休めないので、登録免許税の払い込みも出来ていないので、来週あたりに振り込みして2回目の郵送を行おうと考えています。

一応、書き換え関係で注意することと言えば、わたしの経験談から言えばこんなところでございました。

少しでもお役に立てば幸いです。

 

さてさて、とりあえず今日はここまで。

 

モバイルバージョンを終了